ようこそ!せっつなみこの旬やさいゼミへ!

旬やさいゼミでは、毎回旬の野菜を取り上げて、その野菜の選び方や野菜に合わせた
オススメの調理法などについて情報をYou Tubeにて毎週土曜日18時に配信しています。

この旬やさいゼミの目的は、動画をご覧くださったあなた、もしくは体験していただいたあなたが、
旬のおいしい野菜を選び抜き、 レシピに頼らずとも自分だけのオリジナルレシピで
おいしい野菜料理を作ることができるようになることでございます。

 

真のアンチエイジングは「食」にあり

「いつまでも美しく健康でありたい」

どんなに時代が移り変わっても、
女性たちの根源的な欲求なのではこれに尽きるのではないでしょうか。

若々しく美しい肌や髪は、お化粧で武装しなくてもそれだけで美しいです。

若い頃は武装しなくても、美しかったものが、
悲しいかな、歳をとるにつれて、外から武装しても誤魔化しが効かなくなることは事実です。

とある美容クリニックの先生が仰っていたことがとても衝撃的でした。

それは、高額のお金をかけて外から「美」を追求したシニアより
大して美容には興味がないため、お金をかけることもなく、
それよりも「日々の生活」を大切にしてきたシニアの方が
圧倒的に肌がキレイな人が多いという事実。

何千人もの女性を見てきた先生が仰っていたことなので、とても説得力がありますよね。

つまり大事なことは、生活習慣であり、特に体を作る「食生活」が大事だということ。

「食」が整うと「腸」が整います。

腸がキレイだと、肌がキレイになる

これは私が身をもって経験した事実です。

私は幼少の頃から重度のアトピーで、肌を隠すような服しか着ることができず、
下を向いて生きていた、コンプレックスの塊の青春時代でした。
周りの友達たちの真っ白いつるつるの肌にどれだけ嫉妬して劣等感を抱いたものか…

このままじゃ人生真っ暗だ…なんとかして自分を変えたい!と決意し、
肌をキレイにする方法を模索し、実践し、行き着いたのが、

「ファスティング(断食)」でした。

3週間のファスティングで、腸内が空っぽになり、リセットされて、
ガサガサでカサブタに覆われていた赤黒い皮膚の下から、真っ白いツルツルの肌が姿を現しました。

まるで蛇が脱皮するかの如く、まさに「脱皮」という言葉がぴったりの体験をしました。

「腸がキレイになったら、肌がキレイになる」

この自分の体験を通して、痛感した事実です。

私はそれまで、「腸」を汚す食べ物ばかりを食べてきました。
それは、「砂糖」「小麦粉」「乳製品」です。
お米よりパンを愛し、3食パンでも平気。
美味しいスイーツがあると聞けば、すぐに買って何個も食べる。

このファスティングの体験を機に私の食生活は180℃変わります。

あらゆる食事療法の本を読み漁り、いかにそれまでの食生活が間違っていたかを気付かされました。
マクロビオティック、精進料理、ビーガン、薬膳etc...
様々な食事療法の世界を知り、しばらくはストックに実行していましたが、
逆に体調を崩すこともあり、行き着いた答えは、

「野菜」中心のバランスの良い食生活

でした。

今では、おかげさまですっかりアトピーも良くなり、
好きな服を着て、おしゃれを楽しんでいます。
しかも免疫力もアップしたおかげで、歯医者くらいしか病院にも行かないという…

 

なぜアンチエイジングに「野菜」が必須なのか?

自分の体験を通して言えることは、20代の頃の自分より、今(現在45歳)の方が若く見える(笑)

アトピーが酷い上に太っていた10代20代の若かりし頃の自分より、
今の自分の方が圧倒的に自己肯定感も高く、外見的にも内面的にも自信を持てます。

自信を持って言えることは、「食」が変わると「生き方=人生」が変わるということ。

私の場合は特殊かもしれませんが、私は「野菜」と出会ったことで、人生が変わりました。

「食」大切さを自らの経験で痛感し、その後「食」の根幹である農業に興味を持ち出し、
とある農家さんとの出会いから、八百屋を立ち上げ、野菜バイヤーとして青果業界に入り、
その後ベジタリアンコックなどを経験し「野菜」とずっと共に歩んできました。

そして常に野菜をどうやったらもっと美味しく食べることができるのだろうか、と日々考え実践し、
野菜を食べ続けた結果が今です。

野菜は老化を予防する、つまり「アンチエイジング」に効果的な要素の宝庫なことをご存知ですか?

野菜のアンチエイジング効果について、重要なキーワードが3つあります。

抗酸化作用・腸内環境を整える・認知機能の維持

 

1. 抗酸化作用

体が酸化すると老化します。
体が酸化するとは、体内の細胞や組織が酸素と反応してダメージを受けることを指します。
体は酸素を必要としますが、酸素が多すぎる(活性酸素が増えること)と、細胞や組織に害を及ぼすことがあるのです。

通常、私たちのからだはこの活性酸素を処理し、体外に排出する仕組みを持っています。
しかし、年齢を重ねると、この処理能力が低下し、余分な活性酸素が増えてしまうことがあります。

また、活性酸素は外部からのストレスや紫外線などの影響を受けやすく、これらの要因が加わると活性酸素の生成が増加します。
その結果、肌のシミやしわ、さらには慢性疾患のリスクが高まることがあります。

野菜は抗酸化物質が豊富に含まれており、余分な活性酸素を除去する働きがあります。
特に、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化ビタミンを豊富に含む野菜は、老化現象を遅らせるのに役立ちます。

 

2. 腸内環境を整える

腸がキレイだと肌がキレイにになることは自らの経験から自信を持って言えることです。

人間の腸内には、体内全部に住む細菌の約9割に当たる100兆個もの最近が住んでると言われています。
その総量が1kg以上あるというのだから驚きです。

腸内細菌には、一般的に3種類のグループがあり善玉菌と悪玉菌、どちらでもない日和見菌があるとされています。
しかし、悪玉菌であっても全体のバランスが良ければ特に悪さをしなかったり、
善玉菌と言われる種類だけが多くてもバランスが悪かったりと、単純に善悪では語ることはできません。

その菌たちの割合は、善玉菌:悪玉菌:日和見菌=2:1:7が理想とされています。

脂っこいものや甘いものを食べすぎると、悪玉菌が増え、腸内環境が乱れ、肌の老化の原因になります。

腸内環境を整えるには、悪玉菌の増加を抑えつつ、善玉菌の割合を維持または増加させることが重要です。

野菜には善玉菌のエサとなる食物繊維が豊富に含まれています。

 

3. 認知機能の維持

脳の健康にとって大敵となるのは、脳内で異常なタンパク質が増加し、脳細胞に損傷を与えること。

この現象が認知症やアルツハイマー病を引き起こすと考えられています。

では、どのような生活習慣が脳の敵を引き寄せ、認知症のリスクを高めるのでしょうか?

まず、高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病は、脳卒中のリスクを高め、
脳卒中が原因となる脳血管性認知症を引き起こす可能性があると言われています。

また、これらの生活習慣病がアルツハイマー型認知症にも影響を及ぼすことが指摘されています。

こうした生活習慣病の大きな原因のひとつが、偏った食事です。
ジャンクフードや加工品、脂っこい料理、甘いものの食べ過ぎは、生活習慣病を引き起こす典型的な要因とされています。

では、認知症予防に効果的な食事とは何でしょう?

それが、バランスのとれた食事です。
炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルを適切に摂ることが大切です。

そして、野菜の摂取量が多い人は、認知症のリスクが低いことがこちらの研究久山町研究で明らかになっています。

野菜には抗酸化物質や栄養素が豊富に含まれ、脳を酸化から守ります。
さらに、野菜は炎症を抑制し、認知機能の向上に寄与することが示されています。

 

野菜の中でもなぜ「旬やさい」をオススメするのか?

1)美味しいこと
その野菜が本来持つ特性に合った気候風土で育てられた野菜は、美味しくなります。
例えば、ほうれん草は冬の野菜です。寒さに強く、霜にあたることで美味しさを発揮します。
逆に暑さに弱く、夏のほうれん草はえぐみが強かったりします。

2)安全性が高いこと
外で自然に近い状態、つまりあまり農薬や化学肥料に頼りすぎない栽培をされていることが多いです。
逆に旬じゃない時期に育てられる野菜たちは、病気にかかりやすかったり虫がつきやすくなるので、
それを予防するために、農薬や化学肥料を多く使用する傾向にあります。

3)日本人が昔から大切にしてきた「季節感」を取り戻すことができること
日本にはすばらしい四季があり、古来より日本人は「季節」を大切にしてきました。
春には春のものを、夏には夏のものをいただくことで、自然からの頂き物である農作物に感謝を捧げ、
自然と共にある農業を大切にしてきた誇るべき民族です。
旬の野菜を食べることは、この日本人の誇るべき季節への感性を取り戻すことでもあります。